朝、目が覚めても身体が重い。デスクに向かっても、午後になると頭がぼんやりして集中が続かない。「歳のせいかな」で片づけていませんか。
その不調の背景には、意外にも「体内でエネルギーがうまく作れていない」という、地味だけれど根本的な問題が隠れていることがあります。この記事では、薬剤師の視点から「なぜ疲れ、集中力が落ちるのか」をエネルギー代謝の仕組みから解説し、その観点から注目される指定医薬部外品「リゲイン トリプルフォース」について、承認された効能効果の範囲で、成分の働きまで踏み込んでご紹介します。
※本記事は一般的な情報提供および商品紹介を目的としたものです。効能効果は個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。持病のある方や服用中の薬がある方は、医師・薬剤師にご相談ください。
「疲れが取れない」「集中できない」——その正体は?
「疲労」と一口に言っても、その中身はさまざまです。激しい運動をした後の筋肉の疲れもあれば、デスクワークで一日中座っていただけなのにぐったりする疲れもある。後者のような「動いていないのに疲れる」「寝ても回復しきらない」タイプの疲労に、心当たりのある方は多いのではないでしょうか。
私は薬剤師として日々多くの方と接しますが、「疲れやすくなった」「昔より踏ん張りがきかない」という声は、年齢を問わず本当によく耳にします。そして、こうした慢性的な疲労感の背景で見落とされがちなのが、体内での「エネルギー産生」という視点です。
私たちの身体は「食べたもの」を燃やして動いている
少し理科の授業のような話になりますが、ここがすべての土台なので、お付き合いください。
私たちが日々活動するためのエネルギーは、食事から摂った糖質・脂質などを「燃料」として、体内で作り出されています。特に、糖質(ブドウ糖)は身体にとって最も使いやすい燃料です。ところが、この燃料はそのままではエネルギーになりません。細胞の中にある「ミトコンドリア」という小さな工場で、いくつもの化学反応を経て、はじめてATP(アデノシン三リン酸)という「エネルギーの通貨」に変換されるのです。

つまり、いくら食べても——燃料を摂っても——それを「燃やしてエネルギーに変える工程」がうまく回らなければ、身体はエネルギー不足に陥る。これが、「食べているのに疲れる」という現象のからくりのひとつです。
💡 つまり——疲れの一因は「燃料(食べ物)の不足」ではなく、「燃料をエネルギーに変える工程の停滞」かもしれない。ガソリンはあるのにエンジンがうまく回らない車、とイメージするとわかりやすいです。
カギを握るのは「ビタミンB1」——エネルギー工場の潤滑油
では、その「燃料をエネルギーに変える工程」を、スムーズに回すために欠かせないものは何か。ここで主役になるのがビタミンB1です。

ビタミンB1がないと、燃料は「途中」で止まってしまう
食事で摂った糖質は、体内で分解されて「ブドウ糖」になり、さらに「ピルビン酸」という物質へと変わります。ここまでは順調です。問題はこの先。ピルビン酸が「アセチルCoA」という物質に変換され、TCA回路(クエン酸回路)というエネルギー産生の本丸に入っていく——この「ピルビン酸→アセチルCoA」の変換の橋渡し役(補酵素)を担うのが、ビタミンB1なのです。
もしビタミンB1が不足すると、どうなるか。糖質はピルビン酸までは進めても、その先に進めず「渋滞」を起こしてしまいます。燃料は届いているのに、エンジンの手前で詰まってしまう状態です。結果として、十分なエネルギーが作られず、疲労感やだるさにつながると考えられています。ビタミンB1が「疲労回復のビタミン」とも呼ばれるのは、こうした働きが背景にあります。

歴史的にも、ビタミンB1は日本と深い縁があります。かつて白米中心の食生活だった日本では、ビタミンB1不足による「脚気(かっけ)」が国民病でした。ビタミンB1は、まさに日本人が「エネルギー不足」と闘うなかで発見された、世界で最初のビタミンなのです。
現代人こそ、ビタミンB1が足りていないかもしれない
「脚気なんて昔の話でしょう」と思うかもしれません。たしかに重度の欠乏はまれになりました。しかし、糖質中心の食事、飲酒、ストレス、加齢などは、ビタミンB1の消費を増やしたり、必要量を高めたりします。とくに、甘いものや炭水化物に偏りがちな食生活は、その代謝のためにビタミンB1をどんどん使ってしまいます。「しっかり食べているのに、なぜか疲れる」という現代人の不調に、B1の相対的な不足が関わっている可能性は、決して小さくないのです。
💡 つまり——ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える工程の「潤滑油」。これが足りないと、燃料が途中で渋滞して、疲れやだるさにつながる。糖質に偏りがちな現代の食生活では、意外と足りていないことがあります。
疲労と「集中力」は、実はつながっている
ここまで「疲労」の話をしてきましたが、実は集中力の低下も、このエネルギーの問題と無関係ではありません。
私たちの脳は、体重のわずか2%ほどの重さしかないのに、身体全体のエネルギーの約20%を消費するといわれる「大食漢」の臓器です。そして脳は、主にブドウ糖をエネルギー源として働いています。つまり、脳が働き続けるためにも、糖質をきちんとエネルギーに変換する仕組みがフル稼働している必要があるのです。

午後になると頭がぼんやりする、会議の後半で思考が鈍る、夕方には判断力が落ちる——こうした「集中力の失速」も、身体全体のエネルギー産生がうまく回っているかどうかと、地続きの問題だと考えることができます。身体がだるいときに頭も冴えない、というのは、多くの人が経験的に知っている通りです。
💡 つまり——脳はブドウ糖を大量に使う「大食漢」。だから、身体のエネルギー産生が滞ると、疲労だけでなく集中力の低下としても表れる。「疲れ」と「集中できない」は、根っこでつながっているのです。
製薬会社が向き合った疲労——「リゲイン トリプルフォース」とは
こうした「エネルギー産生」の観点から注目したいのが、第一三共ヘルスケアの指定医薬部外品「リゲイン トリプルフォース」です。
「リゲイン」というと、1988年に登場した栄養ドリンクを思い浮かべる方も多いでしょう。「24時間戦えますか」というフレーズとともに、頑張るビジネスパーソンを支えてきたロングセラーブランドです。その名は「Re(再び)+gain(獲得する)=取り戻す」に由来し、疲れた身体に再びパワーを、という思いが込められています。
その錠剤タイプとして登場したのが「リゲイン トリプルフォース」。指定医薬部外品として、次の効能効果が承認されています。
■ リゲイン トリプルフォース 効能・効果(指定医薬部外品)
○体力、身体抵抗力又は集中力の維持・改善
○疲労の回復・予防
○虚弱体質(加齢による身体虚弱を含む。)に伴う身体不調の改善・予防
・肩、首、腰又は膝の不調/疲れやすい、疲れが残る、体力がない、身体が重い、身体がだるい/肌の不調(肌荒れ、肌の乾燥)
○日常生活における栄養不良に伴う身体不調の改善・予防
・二日酔いに伴う食欲の低下、だるさ/目の疲れ など
○病中病後の体力低下時、食欲不振時、妊娠授乳期又は産前産後等の栄養補給
注目してほしいのは、「疲労の回復・予防」と「集中力の維持・改善」が、はっきりと効能効果として承認されているという点です。これは、この記事で見てきた「疲れ」と「集中力」の悩みに、まさに正面から対応する内容です。
「指定医薬部外品」というのは、効能効果を表示することが国から認められたカテゴリーです。単なる健康食品やサプリメントとは異なり、一定の有効性・安全性の裏付けにもとづいて、こうした効能をうたうことができます。「効能効果を言える」という点は、製品を選ぶうえでの一つの安心材料といえるでしょう。
3つの成分「リバオール・ビオタミン・パンテチン」
「トリプルフォース」の名は、第一三共ヘルスケアオリジナルの3つの成分を配合していることに由来します。薬剤師の視点から、それぞれの働きを見ていきましょう。
- ビオタミン(ベンフォチアミン/ビタミンB1誘導体):これまで解説してきたビタミンB1の一種で、実は第一三共(旧・三共)が開発した成分です。通常の水溶性ビタミンB1は吸収されにくいという弱点がありましたが、ベンフォチアミンは脂溶性に改良され、腸からの吸収がよく、効率的に働くとされています。まさに、エネルギー代謝の「潤滑油」を効率よく届けるための成分です。
- リバオール(ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン):エネルギー産生を促進する滋養強壮成分とされ、身体が「元気を作り出す」働きをサポートします。
- パンテチン:パントテン酸(ビタミンB群の一種)に関連する成分で、脂質の代謝に関わります。糖質だけでなく、脂質という燃料の代謝もサポートする役割です。

興味深いのは、この3成分が「糖の代謝(ビオタミン)」「エネルギー産生(リバオール)」「脂質の代謝(パンテチン)」という、エネルギーを作り出す工程のそれぞれ異なるポイントに働きかける設計になっていることです。単一成分ではなく、複数の角度からエネルギー代謝を後押しする——これが「トリプルフォース(3つの力)」という名前の由来です。
💡 つまり——リゲイン トリプルフォースは「疲労回復」と「集中力の維持・改善」を効能効果として正式に表示できる指定医薬部外品。3つの成分が、エネルギーを作る工程のそれぞれ違うポイントを支える設計になっています。
【開発背景】製薬会社が「糖化」に着目した理由
※ここは製品の開発コンセプト・成分設計の背景の紹介です。「糖化を防ぐ」「老化を止める」といった効果を保証するものではなく、本製品の効能効果はあくまで前述の「疲労回復・集中力の維持改善 等」です。
リゲイン トリプルフォースの開発ストーリーには、もう一つ興味深い視点があります。それが、メーカーが着目したという「糖化」というテーマです。
第一三共ヘルスケアは、加齢にともなう「体力の衰え」「疲労」「集中力の欠如」といった不調の背景を製薬会社の視点で研究するなかで、「糖化」という現象に着目したと説明しています。糖化とは、ごく簡単にいえば体内で余った糖が、タンパク質などと結びついてしまう反応のこと。この反応が、身体のさまざまな変化に関わるのではないか、という考え方です。
そして、もともとリゲインに配合されていたオリジナル成分「リバオール」「ビオタミン」が、糖や脂質をエネルギーとして代謝する働きを持つことに、あらためて着目したのが、この製品の出発点だとされています。「余分な糖をため込むのではなく、しっかり代謝してエネルギーに変えていこう」——そうした発想が、成分設計の背景にあるわけです。
薬剤師の立場から補足すると、この「糖化」という言葉は近年よく耳にするようになりましたが、それ自体を「防ぐ」「治す」とうたえる製品はほとんどありません。あくまでメーカーが製品を設計するうえで着目した“視点”として捉えるのが正確です。大切なのは、その視点から生まれた3成分が、結果として「疲労回復・集中力の維持改善」という承認された効能効果を持つ製品になっている、という点です。
💡 つまり——「糖化に着目した」というのは、あくまで製品の開発背景・成分設計の考え方。効果として保証されているのは「疲労回復・集中力の維持改善」など、承認された効能効果です。ここを混同しないことが、賢い選び方のポイントです。
こんな人に向いている
ここまでの内容を踏まえると、リゲイン トリプルフォースは次のような方に一つの選択肢になりえます。
- 寝ても疲れが残っている、朝から身体が重いと感じる
- 午後になると集中力が続かない、頭がぼんやりする
- 「疲れやすくなった」「昔より踏ん張りがきかない」と加齢による変化を感じる
- 栄養ドリンクは飲みたいが、糖分やカフェインが気になる
- 毎日手軽に続けられるケアを探している
特に「栄養ドリンクの糖分やカフェインが気になる」という方にとって、リゲイン トリプルフォースは無味無臭の小粒錠剤で、無水カフェインを含まないという点がメリットになります。ドリンクのように一時的にシャキッとさせるというより、毎日続けることで身体の土台を整えていくタイプの製品です。1日1回2錠という手軽さも、続けやすさに配慮された設計といえます。
「続けること」に意味がある理由
リゲイン トリプルフォースのような指定医薬部外品を取り入れるうえで、ぜひ知っておいてほしい考え方があります。それは「続けること」の大切さです。
栄養ドリンクを飲むと、一時的にシャキッとした感覚が得られることがあります。これはカフェインなどの作用による面が大きく、いわば「その場しのぎ」の要素があります。一方、ビタミンB群のようなエネルギー代謝に関わる栄養素は、体内に大量に蓄えておくことができません。水溶性のビタミンB1は、余分に摂っても尿として排泄されてしまいます。
だからこそ、こうした栄養素は毎日コツコツと補い続けることで、はじめて身体の土台づくりに活きてくるのです。飲んだその日に劇的な変化を期待するのではなく、数週間、数ヶ月という単位で、日々のコンディションが整っていくのを見守る——そういう付き合い方が向いています。実際に利用者の声を見ても、「すぐ元気になる感じではないが、続けるうちにじんわり」「作業への集中が持続する感覚」といった、継続にともなう実感が多く語られています。
無味無臭で小粒、カフェインを含まず1日2錠。この「続けやすさ」への徹底したこだわりは、まさに「毎日続けてこそ意味がある」という製品の性格を反映したものだといえるでしょう。
💡 つまり——エネルギー代謝に関わる栄養素は、身体にため込めない。だから「一発で効かせる」より「毎日続けて土台を整える」もの。リゲイン トリプルフォースが続けやすさにこだわっているのは、そのためです。
よくある質問(Q&A)
Q. どれくらい続ければいいですか?
A. エネルギー代謝に関わる栄養素は日々消費・排泄されるため、毎日継続することが基本です。実感には個人差がありますが、数週間〜数ヶ月という単位で、日々のコンディションを見ながら続けるのが向いています。まずは無理なく続けられる範囲で始めてみるとよいでしょう。
Q. 栄養ドリンクのリゲインと何が違うのですか?
A. ドリンクタイプは無水カフェインなどを含み、その場での栄養補給・気付けの要素があります。一方トリプルフォースは錠剤で、無水カフェインを含まず、毎日続けやすい設計です。「一時的にシャキッと」ではなく「毎日の土台づくり」という位置づけの違いがあります。
Q. カフェインが苦手ですが、飲めますか?
A. リゲイン トリプルフォース(錠剤)は無水カフェインを含みません。カフェインを避けたい方や、就寝前の時間帯を気にせず続けたい方にも取り入れやすい製品です。ただし、他に服用中の薬がある場合は念のため薬剤師にご相談ください。
Q. 妊娠・授乳中でも大丈夫ですか?
A. 効能効果に「妊娠授乳期又は産前産後等の栄養補給」が含まれています。ただし、体調や状況は人それぞれですので、妊娠・授乳中の方は念のため医師・薬剤師に相談のうえで判断されることをおすすめします。
Q. 飲めば必ず疲れが取れますか?
A. 効能効果として「疲労の回復・予防」が承認されていますが、感じ方には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。また、十分な睡眠・栄養・休養といった生活習慣の土台があってこそ活きるものです。あくまで日々のコンディションづくりを支える一つの選択肢と捉えてください。
まとめ
- 「動いていないのに疲れる」「集中が続かない」の背景には、体内でのエネルギー産生の停滞が関わっていることがある。
- 糖質をエネルギーに変える工程にはビタミンB1が不可欠。不足すると燃料が“渋滞”し、疲労につながる。
- 脳はブドウ糖を大量に使うため、疲労と集中力の低下は根っこでつながっている。
- リゲイン トリプルフォース(指定医薬部外品)は、「疲労の回復・予防」「集中力の維持・改善」を効能効果として表示できる製品。
- 3成分(ビオタミン・リバオール・パンテチン)が、エネルギーを作る工程の異なるポイントを支える設計。
- ため込めない栄養素だからこそ、毎日続けることに意味がある。無味無臭・カフェイン不含・1日2錠と、続けやすさに配慮。
「疲れ」も「集中力の低下」も、つい「気合い」や「根性」で乗り切ろうとしてしまいがちです。しかし、その背景に身体の仕組みがあるのなら、仕組みに沿って土台を整えていくほうが、ずっと理にかなっています。

毎日を頑張るあなたの身体を、内側から静かに支える一つの選択肢として。まずは無理なく、続けられるところから始めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は指定医薬部外品「リゲイン トリプルフォース」の承認された効能効果の範囲で、製品情報を紹介したものです。効能効果には個人差があります。用法・用量を守り、体調に異変を感じた場合は使用を中止し、医師・薬剤師にご相談ください。持病のある方、服用中の薬がある方、妊娠・授乳中の方は、事前に専門家にご相談ください。


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